スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 

月滅剣(第12話)

第11話 思い出作り

御剣『傷は?痛むのか?』
マリス『大丈夫…お前の魔法で出血は止まったよ。2、3日もすれば』
御剣『無理はしないでくれ』
マリス『御剣…初めに言っておくべきだったが、私はもうすぐ死ぬ。これはお前のせいではなく、私の寿命の終わりを意味するのだ』
御剣『そんな…マリスはまだ17歳だろ?』
マリス『月滅剣は己の寿命を削ることにより力を発揮する…3歳の頃からずっと月滅剣を持っていた私は死んで当然なんだ。いいか御剣。月滅剣は肌身離さず持たなくていい…どこかに置いていけそして剣を呼べは自然に剣は訪れる』
御剣『マリス…一体、なんのために…何のためにそこまで…』
マリス『決まっている…お前に月滅剣を教えるためにだ』
マリスにとって俺に月滅剣を教えることこそが人生なんだろう
しかし俺はそれを納得できない。
二人の溝は深まるばかり
時間はもうない
マリス『お前に言わなければいけないことがある・・・月滅剣は鏡だ。この意味が分かるか?』
御剣『いや・・・』
マリス『この言葉の意味が分かるときお前は一人前になってる』
御剣『そんなの!!』
マリス『私のことなどどうでもいい・・・お前はもっと強くなって
御剣『マリスは外の世界に行ったことが無いんだな?』
マリス『ああ』
御剣『学校にも行ったことが無いんだよな・・・』
御剣(なんとかしてマリスを外に連れて行けないだろうか・・・)
マリス『御剣・・・何を考えている?』
御剣『え・・・いや・・・なんでもないよ。ところでマリスは外の世界に興味は無いか?
俺や爺さん以外の人間がたくさんいるんだぜ?』
マリス『私の使命は月滅剣の伝授・・・私はお前さえ強くなればそれでいい
自分の生活など二の次だ』
御剣『じゃあ、お前は俺に月滅剣を教えるために生まれて、死ぬのかよ!!
そんなのあんまりだろ!!俺は嫌だ!!お前のことをこれからもっと知っていきたいのに・・・』
マリス『御剣・・・お前のその甘さ・・・普通の人間なら間違ってはいないかもしれないが
お前がこれから歩む人生では通用しないぞ』
御剣『俺はマリスと一緒に生きたい!!マリスといれば安心できるんだ』
マリス(それは・・・私は嫌な女だ。結局、御剣に茨のような人生を
歩ませることになるのだから)
御剣『わかったよ・・・俺は月滅剣で強くなるよ。その代わり外の世界に出てみないか?』
マリス『バルジナ爺さんが言っていたが、このあたりは空でも飛べない限り
街までいけないらしい』
御剣『へーでも、マリスだったら空を飛ぶなんて簡単なことだろ?』
マリス『実は私は空が飛べないんだ・・・情けない話だがな』
御剣『だったら、俺の背中に乗れよ』
マリス『いや・・・私は空が飛べないのがコンプレックスだからできれば
目の前で空を飛ばないで欲しい。
御剣『わかったよ』

その夜
御剣は寝ているマリスを背中に乗せて空を飛んだ
悪いとは思いつつ・・・
御剣は許せなかった。
マリスを不幸にしているなにかに
スポンサーサイト
 
 

comment form

管理者にだけメッセージを送る

comment

きもち悪い

童貞

 
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。