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月滅剣第15話

第15話
ジャック登場

俺は何をやってるんだろ
気が付けば森の中
迷いに迷っていた
食料どころか水さえもなく、生きる気力さえもがれていた
御剣『村が・・・!!』
そこは人気がない廃村だった
御剣『誰もいない・・・しかも、誰かに襲われた後みたいだ・・・
そうか!!さっきの雑兵は!!』
御剣の予想通りさっきの雑兵はここから引き抜かれた村人だった
しかも、子供、老人例外なくすべての村人が無理やり兵にさせられたのである
御剣『・・・俺は、もう後戻りできない』
御剣は呪われた血の宿命に従う覚悟ができつつある
修羅道も覚悟の上だと・・・
御剣『!!誰かいるのか』
人影を見た御剣はとっさにそうさけんだ
子供『・・・』
御剣『君は・・・ここの生き残りは』
子供『・・・』
御剣『言葉が話せないのか』
子供『可愛そう・・・』
御剣『なに・・・』
子供『宿命には勝てないのに・・・』
御剣『何を言ってるんだ』
子供『天と戦うなんて馬鹿げてる・・・』
御剣『天と戦う・・・』
子供『今は・・・時が満ちないか』
そうすると二人のそばの建物が崩れ落ちた
御剣『危ない!!』
子供『・・・』
子供と俺は建物の下敷きになった
建物の下敷きになって俺は瓦礫で前が見えなくなったが
確かに前に小さな手があった
その手に手を伸ばす。目の前にある手。
しかし、瓦礫はとたんにつぶれ、俺は子供を助けられなかった
御剣『子供には似合わないくらい立派な墓だな』
これで俺を許してくれとはいわない
せめて・・・安らかに

先の戦いで、月滅剣を使ったわけだが、戦いが終わると
どこかに消えてしまっていた。正しく言うと
無意識に月滅剣を空に掲げるとそのまま天に返ってしまうのだ
一体どんな仕組みなんだ?
俺は相変わらず森の中を彷徨っていた
腹は限界まで減り、喉はからからだ。
こんな時に限って変な奴に会う
ジャック『おっと、ちょっとそこの奴!!』
御剣『・・・』
ジャック『この森の中で俺様に挨拶もなしかい?』
御剣『は・・?』
ジャック『俺の格好見てわからない?まぁ追いはぎにしてはちょっとセンスが
ありすぎるかなーと思ってはいたがこれほどとは・・・』
御剣『追いはぎか・・・やめておきな。俺にかかわってもろくなことがないぞ』
ジャック『なーに言ってやがる。俺をなめるなよ!!』
そうするとジャックはナイフをとりだした
脅しているつもりか?
御剣(向こうが脅すのなら、こっちは・・・)
御剣は呪術を使う
御剣『俺が三つ数えると、お前の目が見えなくなる・・・』
ジャック『ん?なーにいってやがる!!』
御剣『一つ・・・二つ・・・三つ・・・』
そういって御剣は手をたたく。
ジャック『目がー目がみえねぇ・・・たたたたた助けてくれ!!目がみえねぇんだ』
御剣『お前の目は見えるものは見えなくなり見えないものは見えるようになる
これがヒントだ。』
ジャック『なにいってるんだ!!たたたたすけてくれよぅー』
御剣『目を閉じてみな』
ジャック『見える!!やったぞーって元に戻してくれよぅ』
御剣『しかたねぇな・・・』
御剣は手をたたく
ジャック『てめぇ・・・妙な技で舐めたマネをもう怒ったぞ』
御剣『木が』
木が御剣に襲い掛かる木というより、森全体がである
ジャック『どうだ!!これが俺様の実力だ!!』
御剣(これはやっかいだぞ・・・月滅剣をよぶか・・・)
御剣『マリス!!』
そうすると月滅剣が現れる。
御剣『月滅翔!!』
御剣『斬っても斬っても襲ってくる木が無限にある森は奴のフィールドだな』
御剣『切るのが駄目なら・・・燃やせばいい・・・炎よ!!』
ジャック『なに?うわぁぁあああ!!』
ジャックは御剣の魔法の前に瀕死状態である。
ジャック『くっ・・・』
ジャック『あれ?』
その時、御剣の気まぐれだろうか・・・ジャックは御剣の魔法で助けられた

第15話終わり
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THEME : 自作小説(ファンタジー)
GENRE : 小説・文学

 

月滅剣第14話

第14話 

叫び

バルジナ『聞こえるか?御剣』
御剣『誰だ?』
バルジナ『私はバルジナ。マリスの祖父だ。御剣、お前の判断は間違っている
マリスの事を本当に思っているのなら、月滅剣を持ってくるべきだ』
御剣『黙れ!!マリスを殺した張本人が!!』
バルジナ『マリスを殺したか・・・確かにな・・・だが、月滅の掟には
私も逆らえぬなんだ』
バルジナ『お前も月滅の外の人間にはもうなれぬ、呪われた血はおまえの中にも
脈々と流れているのだから』
御剣『どうしろっていうんだ?』
バルジナ『利き手の逆の手を上げて、今、思っていることを・・・感じていることを
心のままに表すがいい・・・今、お前の欲するものを思うがままに』
御剣『・・・』
グルス『こいつは、さっきから・・・貴様ら!!奴を捕らえろ!!』
御剣『くっ・・・俺が欲するもの・・・』
御剣は左手を天高く上げこう叫んだ
御剣『マリス!!』
御剣が叫ぶと天に亀裂が入り、その裂け目から剣が出てきた
マリスの墓にあった月滅剣だ
御剣『マリス・・・そうか・・・お前は死んでも・・・なお・・・くっ!!
これが呪われし血の宿命なのか?』
そうすると御剣の意識が飛び、なにかが体を乗っ取るような甘だるい
感覚に襲われる
雑兵1『うわぁぁぁぁあああ』
雑兵2『た、助けてくれ』
雑兵3『ママーパパー』
年寄りも、子供もいた・・・それを俺は全員殺した
千人分の血を浴びながら最後の一匹を
グルス『こ、これが月滅剣・・・美しい』
御剣『・・・』
グルス『ぐがっ』
御剣『俺は・・・何を?』
手には血だらけの手と月滅剣。目の前には死人の束
御剣『うわぁぁぁぁぁああああ!!』

第14話終わり

THEME : 自作小説(ファンタジー)
GENRE : 小説・文学

 

月滅剣第13話

第13話
初めての罪

御剣『ごめんな、マリス』
そういって俺はマリスの墓に月滅剣を置いた
俺にはまだこれを持つ資格が無いかと思ったんだ

長い階段を下りる
何かが俺のナカにいるような気がする
気持ちいい気分なのか気持ち悪い気分なのかわからない
階段を一歩下りるごとに
自分の心が黒くなっていくような気がした
マリスという心の支えをなくした御剣にとって
一歩一歩がとてつもなく重いのだから

階段をすべて降りた頃には
黒いものは消えたと思っていたんだ。

?『おい、お前』
御剣『・・・』
?『しかとしてんじゃねーよ』
憂鬱な気分の俺は気だるそうにその集団に耳を傾ける
結構な数の雑兵だと思ったが
そんなことはどうでもよかった
兵1『お前・・・こっちの方角から来たということはバルジナ爺の関係者か!!』
御剣『・・・』
兵2『こいつ・・・喋れないんじゃねーか?どう思いますか大将?』
グルス『ここで切り捨てても構わんが・・・情報が欲しい・・・ここらの
地理は疎いからな』
兵2『しかも道すらありませんからね』
グルス『あるさ・・・おい、ゲイド、そこにある草を取ってみろ!!』
ゲイド『はい・・・あっ!!これは稲だ!!草を取ったはずなのに』
グルス『呪術により視覚が狂わされているんだ。私たちが通ってきたのもちゃんとした
道だ』
ゲイド『すごい!!さすが親分!!』
グルス『バルジナにはたくさん借りがあるからな。バルジナの棲家がわかったから
にはこっちのものだ』
ゲイド『しかし、こいつ・・・なにも喋りませんぜ・・・ん?口が動いてるぞ
声は聞こえないが。こういう時はワーズの出番だぜ。おい、音楽なんて聴いてるんじゃねーよ』
ワーズ『なんだよ・・・いいところなのに』
ゲイド『こいつが何言っているのかわかるか』
ワーズ『ん?ま、りす・・・マリスといっているが』
とたんに周りから不愉快な笑い声が聞こえる
ゲイド『マリスだってよーなんだ、女の名前かーこりゃ傑作だぜ』
グルス『バルジナを追ってここまで来たがとんだ拾い物をしたようだな』
ゲイド『マリスだったかな?君ぃ?その女が月滅剣とどんな関係があるか知らないが
まさかお前さんのコレかな?』
にやつきながら小指を上げる。
ゲイド『どうせてめぇの情婦かなんかだろ?とっとと吐きな!!』
御剣『マリスを・・・』
ゲイド『おっこいつ!!』
御剣『マリスを馬鹿にする奴は俺が殺す』
ゲイド『ぐぎゃ・・・ぐ、ぐるしい・・・』
ゲイドの首が引きちぎられる・・・寸前で止める
ゲイド『助かった・・・』
御剣の目がすわる。さっきの腐った目とは違い、獣のような目をしている
ゲイド『許してくれ!!悪気はなかったんだ!!』
御剣『死ね』
ゲイドの腹に穴があきゲイドはこの世から失せた
グルス『貴様ら・・・なにをやっている!!やつを抑えろ』
隊長であるグルスは雑兵に指揮を与える
御剣『これほど多くの敵を相手にやれるのか?』
その時。頭の中に直接コンタクトが入ってきた
それはマリスの祖父のバルジナであった。

第13話終わり

THEME : 自作連載小説
GENRE : 小説・文学

 

第12話

第12話

マリスの最後

マリス『ここ・・・は?』
俺は変装してマリスに話す
御剣『ここは天国です。貴方にはこれから素敵な毎日が待っています』
マリス『ふん・・・私はてっきり地獄だと思ったがな』
マリスはしらけた顔で言う
マリス『で、私をどうするつもりだ・・・御剣』
御剣『ちっ知ってたのかよ』
マリス『それよりどういうことだ?なんのつもりでこんな街に?』
御剣『マリスに普通の女の子としての幸せ・・・いや、人間としての
喜びを知って欲しくてな・・・』
マリス『余計なことを・・・私は私の決めた人生を歩む』
御剣『マリス、お前の命、もってどのくらいだ?』
マリス『3、4日というところか』
御剣『じゃあ学校に通ってみたらどうだ?実はな、マリスの入れそうな学校の
先生に呪術かけてみたんだ』
マリス『・・・呆れた、あれだけむやみやたらに呪術は使うなと言っていたのに
私は学校などには通いたくない。私がすべきことは一つ』

マリス、御剣『お前に月滅剣を教えること!!』
二人は息はぴったりだった

結局・・・
マリス『マリスだ。よろしく頼む』
学生1『うわーすっげっー美人』
学生2『でも近寄りがたくね。きっつい目つきしてるぜ』
マリスは学園生活を満喫できているようだ?

二日後
マリス『もう、学園生活にも飽きた
御剣、私のわがままを聞いて欲しい…私は今まで生きていたところで死にたい
お前の翼が連れて行ってくれないか?』
御剣『翼?』
マリス『ああ・・・私には見える・・・お前には翼がある・・・ただ空を浮くのではなく
鳥のように優雅な翼が見える』
俺とマリスはもといた場所に戻ることにした

俺とマリスがいる・・・
二人はすれ違いぶつかり合い
結局、結ばれること無く
最後を迎えようとしていた・・・

マリス『私は自分の天命を果たしたんだ、そんな顔をするな』
御剣『俺はマリスに何もできないんだな・・・』
マリス『したよ・・・十分にな・・・生きる喜びを教えてくれた』
御剣『俺はこれからどうすればいいこれかなどう生きていけばいいんだ・・・
また、俺は一人になるのか・・・』
マリス『お前は一人でも生きて行けるよ・・・ああ、私も消えるときが来たのか

そ う す る と マ リ ス は 始 か ら 誰 も い な か っ た
よ う に 消 え て い っ た

御剣『うわぁぁぁぁぁあああああ!!』
俺は泣き叫んだ。不思議なんだよ・・・マリス。悲しみより怒りのほうが
俺を支配していたんだ

第12話終わり
 
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